水に「浮くアロマ」と「浮かないアロマ」
精油は水に入れると浮くというのは、アロマを勉強したことのある方なら知っていることではないでしょうか。
精油は水に入れると浮くものがほとんどですが、中には浮かないものもあります。
浮く、浮かないを判断するには「比重」について知る必要がありますよ。
比重とは、【ある物質の密度と基準となる密度との比】のことなのですが、ここで基準となるのが水の比重です。
水の比重=1
とするので
1よりも小さいものは水に浮く
1よりも大きいものは水に沈む
ということになります。
精油にも比重があり、そのほとんどは1よりも小さいので「精油は水に浮く」ということになるのです。
ちなみに精油の中に混ざりものがあったりすると精油の基準値が大きくズレることから、その精油に何か添加されていないか判断する一つの基準となっていますよ。
ほとんどの精油は1よりも軽いのでお水に浮きますが、中には比重が1を超えるものがあります。
アドバイザーのレッスンの中でも比重について触れていますが、実際にお水に精油を落としてみるととってもわかりやすい!!!
ビーカーにお水を入れて精油をたらしてみたところです。
ビーカーの底に2滴沈んでいるのがわかるでしょうか?
右がウインターグリーン 1.161~1.187
左がクローブ 1.044~1.064
(NARDケモタイプ精油辞典より抜粋)
どちらの精油も比重が1を超えているので、水に入れると沈みます。
―――比重1を超える精油―――
クローブ
ウインターグリーン
シナモン・カッシア
シナモン(樹皮)
ミルラ
ベンゾイン
など
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比重が1を超える精油は水に入れると沈む!
全ての精油が水に浮くというわけではないということですね。
ちょっと知っていると自慢できるアロマ・マニアックネタでした(^-^)